歳を取ったのか、はたまた疲れてるのか、今日は、過去の出来事に思いを寄せる時間が多かった。

乙三.の事も同じで、これまで演奏させてもらったライブハウスとか、フリーライブの会場とか、そんなのが色々と頭をめぐった1日だった。

数々のライブハウスでやらせて頂くと、そのそれぞれの会場の特徴とか、土地柄とかの違いが良くわかって面白いです。
基本、関東から離れない腰の重たい我々でさえそう思うのだから、全国行脚をしているようなバンドさんなんかは、ことさら強く感じるのであろう。

これまでのライブ規模の大きさで言うと、乙三.の主催公演としては、メジャーデビューさせていただく直前に行った、新木場studio coast のワンマンライブが、一番大きなライブハウスでした。外国からの有名ミュージシャンも常連のこのハコは、やっぱ、さすが豪華で、楽屋にジャグジーとかあるし、出演者と言うより、まるで観光客のようにはしゃぎすぎてしまった記憶がある。少し浮ついたステージになっていたかもしれない。

逆に、規模の小さい(こういう言い方をすると悪いイメージを与えてしまうが、そういう気持ちは全く無いです)ライブハウスは、本当にたくさん演奏させていただいた。
そもそもバンドとしては人数のいる方の我々は、やもすると、ステージからはみ出てしまう勢いのハコも珍しくなかったです。そして、そういうお店は、大抵マスターが個性的だったり、機材的な制約があったりとかするんだけど、それを攻略していく楽しみがあって、それが何ともやり甲斐になる。そして、いざ本番をやると、お客さんがすごく近くて安心してライブ出来るのも楽しい。

なんだか回顧録みたいになりそうだから、これくらいにしようと思いますが、一口にバンドの演奏本番といっても、これだけのダイナミクスがあって、それぞれの楽しさがあるんだなと、あらためて感じますね。

今に話を戻すと、

普段、毎月のワンマン公演をやらせて頂いている、吉祥寺MANDA-LA2は、すごくストレートに演奏出来る場所でもあり、ステージングの冒険をも許される場所であって、ありがたい恒例ライブになってます。

そして、夏のO-WESTは、少しだけ計算してショーを作り、さらにその土台の上で、思い切って暴れたい。

どちらも、乙三.のライブと言えど、少し方向性の違いはありますが、そのどちらも、過去があっての今として、最大限のステージを作っていきたいと、意気込んでますよ!!

キオスクにこんな風に貼ってもらいたいが、そんな財力は無い乙三.でした